店内を流れる特選MUSICをご紹介
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old photo flame(England)



EVERYTHING BUT THE GIRL

「AMPLIFIED HEART」

(1994)
no.1  EVERYTHING BUT THE GIRL
    「AMPLIFIED HEART」 (1994)

  記念すべき第1回!ジャケ写は著作権に触れるようなので、画像は
  当店を彩る特選アンティークのフォトギャラリーでお楽しみ下さい!

  EVERYTHING BUT THE GIRL 。長いですがユニット名です。
  個人的にとても好きなアーティストで、たくさんアルバムを出しています
  (10枚くらい?)。賛否あると思いますが、イチオシはこのアルバム。

  トレイシー・ソーン(女性)とベン・ワット(男性)の二人組ユニットで、
  このアルバムはベン・ワットが病気で死に掛けた後に作ったものだとか。
  ジャケットにはがりがりに痩せ、うつむいた彼が痛ましく写ってます。
  「THE LANGUAGE OF LIFE(1990)」での血色のいい顔と
  比較すると、  すごい闘病生活だったのだと思います。
  
  アルバムは全体的にとても静かです。彼女はどのアルバムでも
  (後年ドラムンベースの方向へ行ってしまいますが、それでも変わらず・・)
  淡々と歌います。決してシャウトなんかしません。素っ気ないんですが、
  決して抑揚を表現しないスタイルに、彼女のポリシーを感じます。

  白眉なのは10曲目「Disenchanted」。この曲がお店で掛かると、
  仕事の手が止まってしまいます。ココロに染みます、この曲は・・・。
  今は梅雨に入りましたが、雨空にも似合うアーティストです。
    


stool (France)



BRUCE SPRINGSTEEN

「BORN TO RUN」

(1975)
no.2  BRUCE SPRINGSTEEN
    「BORN TO RUN」 (1975)

  「スティービー・ワンダーの隣の人」。有名なこの人の第一印象です。
  WE ARE THE WORLDが最初の出会いでした。
  この人の声は、ハスキーボイス好きにはたまりません。

  とにかく全部がカッコいいです。メロディはもちろんですが、全体を
  駆け抜けるような疾走感はタイトルどおり。変なひねりもなく、とにかく
  ストレートな楽曲と歌声がとても気持ちよい。
  これぞ「ロック」という感じです。

  個人的には大体どのアーティストも、若い頃の作品の方が個性の表現が
  ストレートなものが多いような・・・。アブラの乗る前のほうが、不思議と
  好きなアルバムに出会うことが多いですね。

  もうひとつカッコいいのはジャケ写。載せられないのが残念ですが、
  とにかく完璧。たくさんのアルバムジャケットを見ていますが、この
  アルバムにデザイン大賞を贈りたいくらい好みです。
  ポスターをお店に飾りたい・・・。

  ロック好きはやっぱりギターをの写真に惹かれてしまいます。
  ご覧になっていない方はぜひ!ジャケットと楽曲が2重に楽しめる、
  とてもオトクなアルバムですヨ!   


letter n & s (unknown)



TOM PETTY

「FULL MOON FEVER」

(1989)
no.3  TOM PETTY
    「FULL MOON FEVER」 (1989)

  今回は TOM PETTY です。メジャーだと思うのですが、洋楽を
  聴かない方はぜひこの機会にお試し下さい。なかなか雰囲気のある
  アーティストです。最近は見掛けないですけど。

  この作品は確かグラミーにノミネートされていたような・・・。
  獲ったのかは知りません。結構ヒットしたアルバムだったと思います。
  
  聴くと納得の出来栄えです。私の場合、アルバム一枚に好きな曲が3曲
  入っていれば「当たり」なのですが、この作品は始めから終わりまで
  飽きずに楽しめます。なかなかないアルバムです。

  TOM PETTYは決して美声と思えないですが、独特の節回しは
  個性的(歌詞も)で、カラオケだと誰も真似できなそうな声の持ち主です。

  また、もうひとつスゴイのはファッション。とにかくオシャレです。
  黒い細身のスーツにワイン色のシャツ、サングラスとクラシックな
  ハットの着こなし。ギターでファッション誌のモデルも顔負けです。
  ジャケットのこなれた着こなしは、「クールビズ」でお困りの方は必見です。

  アルバムもファッションも、「らしさ」が大切。雰囲気を大事にしたいですね。  


measure cup (France)



JONI MITCHELL

「COURT AND SPARK」

(1974)
no.4  JONI MITCHELL
    「COURT AND SPARK」 (1974)

  早くも第4回。男性が続いたので女性アーティストを。
  店内のBGMは、2:3で女性アーティストが多めです。

  名作と呼び名も高いこの 「COURT AND SPARK」。先輩によれば
  ゲスト陣も超豪華らしいのですが、恥ずかしながら一人も知りません・・・。

  1曲目の出だしから素敵です。ピアノのイントロが店内に響いてくると、
  とてもリラックス出来て、仕事がはかどります。JONI MICHELLの声は
  朝が似合います。高音部も綺麗ですが、低音部がむしろ魅力的です。
  声の幅が広いアーティストは、メロディーなど他の音楽性も幅広い方が
  多いような気がします。

  全曲作詞・作曲ですが、ベタベタしない雰囲気のある曲と澄んだ声は
  お店のBGMとして最適で、大変重用しているアルバムです。30年たって
  色あせない楽曲のセンスは、アンティークも通じるものがありますね。

  ゴリゴリのロックンロールやグランジ、ダブも好きなアルバムがたくさん
  あるのですが、お店のBGMとなるとどうしても限られてしまいます。
  お子様連れが多いお店なので。

  次回は店内で掛からない、オススメアルバムをご紹介します。  


icon (unknown)



MICE PARADE

「THE TRUE MEANING
OF BOODLEYBAYE」

(1999)
no.5  MICE PARADE  (店内禁止BGM)
    「THE TRUE MEANING OF BOODLEYBAYE」 (1999)

  今回は店内でかからないオススメMUSICのご紹介です。
  アーティストを見て「おっ」と思った方は、かなりの洋楽通。

  CDを買うときは輸入盤を買いますので、このアーティストについてあまり
  詳しいことはわかりません。何と出会いは新宿の BEAMS でした。

  洋服を見ているとどうも気になる音楽が・・・。有線かと思いましたが、
  次の曲も同じでしたので思い切って店員さんに尋ね、メモを頂きました。
  すぐに向かいの DISC UNION に駆け込んでGETしたCDです。

  全曲インストですが、現代の MIKE OLDFIELD という感じです。
  同じ旋律が少しずつ変化していく曲が多いのですが、パーカッションが
  途中から入ってきたりドラムがいきなり始まったりと展開を読むことが
  出来ません。当店には向きませんが、アパレル関係のお店のBGMには
  ハマリそうでオススメです。

  高速道路が断然気持ち良いです。ハイボリュームで夜の首都高を
  走り抜ければ日常から抜け出して、違った世界に行けますよ♪

  特に5曲目「MY WORKDAY IN MAY」はギターのリフが
  グランジっぽく、ニルヴァーナなんかが好きな方にもオススメ。
  思わずボリュームを上げてしまいます。


old bucket (England)




THE POLICE

「OUTLANDOS D'AMOUR」

(1978)
no.6   THE POLICE
     「OUTLANDOS D’AMOUR」 (1978)

  STING あなたは若かった・・・。

  「最強のロックトライアングル」と呼ばれたポリスの記念すべきデビュー作。
  ロンドンパンクの末期に登場するとたちまち評価を受け、アルバム5作を
  残して解散。フロントマンのスティングを中心とした3人組です。

  1曲目から最後まで若さいっぱい。高めのキーをややきつそうに歌う
  スティングの硬質な声と、ドラム・ギター・ベースのみのチープな音。
  このアルバムを聴いたときの感動は今でも忘れません。

  2曲目の「SO LONELY」はとにかく必聴。レゲエのリズムを取り入れ
  ながらもきちんとロックになっています。単純なリフレインが心に残る、
  素晴らしい名曲です。

  3曲目の「ROXANNE」はファーストシングルになった曲。
  当時のビデオ・クリップは、真っ赤なバックの前に黒ずくめの3人。
  パッションいっぱいのカッコよさには、すっかり魅了されてしまいます。

  解散後ソロでもきちんと成功しているスティングはもちろん非凡な
  アーティストですが、小ぎれいで技術的に高度に、複雑になっていった
  後年の音楽はどうにも味気なく・・。アンティークも同じです。

  技術の進化と共に、失われていく「味わい」があります。粗野で安っぽい
  このアルバムは、今はない深い「味わい」を持っていると思うのです。


plant sign (England)



SONIC YOUTH

「DAYDREAM NATION」

(1988)
no.7  SONIC YOUTH  (店内禁止BGM)
     「DAYDREAM NATION」 (1988)

  今回は SONIC YOUTH。メジャーデビュー前の最後の作品です。

  いまやすっかりメジャーになったこのバンドも、当時はインディーズの
  スター的な存在でした。ノイジーなギターと不協和音が奏でるサウンドは、
  多くの若者の支持を得て、次の作品からメジャーへと駆け上がります。

  1曲目の「TEEN AGE RIOT」がとにかくカッコいい!展開を期待させる
  イントロはギターがなんといっても冴えています。アルバム全体を
  期待させる出だしなのですが、聴き終えても期待通りなのが嬉しいです。

  このアルバムは他の作品に比べて、割とストレートなところも気に入って
  います。不協和音がスピード感に変化をつけて、奥深いサウンドです。
  また不思議と、このアルバムは聴くときの気分で印象が随分変わります。

  8曲目の「PROVIDENCE」は、個人的に一番好きです。
  SFの世界、何故か銀河鉄道999を思い浮かべるこの曲は、その曲想も
  スゴイです。だまされたと思って一度聴いてみて下さい。ハマリます・・・。

  このアルバムもアパレルのお店では良いかも。ちょっと攻撃的ですが・・・。
  原宿あたりのお店の方、ぜひ一度お試し下さい!


flower pot (France)



NEW ORDER

「POWER,CORRUPTION&LIES」

(1983)
no.8  NEW ORDER
     「POWER,CORRUPTION & LIES」 (1983)

  イギリスはマンチェスターの NEW ORDER をご紹介します。4人組ですが
  20年以上メンバーチェンジもなく、アルバムを出している稀有なグループ。

  デビューアルバムになりますが、彼らの前身の JOY DIVISION を
  知っている人が聴くとその軽さに驚きます。全体的にノリが良くとてもPOP
  なのですが、どこかイギリスらしい「影」があり、個性的なサウンドです。

  特に1曲目「AGE OF CONSENT」は、梅雨の今にぴったりな爽やかさ。
  このアルバムに限らず他もそうですが、NEW ORDERのサウンドは
  押し付けがましさや説教臭さがなく、かといってコカコーラのCM曲には
  絶対採用されないような「影」があります。万人受けはしないのでは?

  ジャンルはNEW WAVEになるんでしょうか・・・テクノでもダンスでも
  ないですし・・・。アルバムは全タイトル持っておりますが、アルバムごとの
  波もそんなにありません。どのアルバムを買っても満足出来ると思います。

  お店では5分の1の確率で掛かっていますが、うれしいことにいままでで
  3人のお客様にアルバム名をお尋ねいただきました。自分の気に入って
  いるMUSICを、他の方も気に入ってくださるのは嬉しいものです。

  今後もいろいろなセレクトでお掛けしますので、どうぞお楽しみ下さい。    


shabby hook (France)


DAVID BOWIE

「SPACE ODDITY」

(1969)
no.9  DAVID BOWIE
    「SPACE ODDITY」 (1969)

  音楽を聴くと当時の記憶が蘇る・・・そんな経験を皆さんお持ちでは?
  このアルバムは私にとっての、そんな1枚です。

  蘇る記憶は「トロント」。このアルバムは初めての海外旅行に持っていった
  2枚のCDの内の1枚なのです。長旅なので、ホテルなどで聴けるようにと
  まだほとんど聴いていなかったアルバムとCDプレイヤーを持って
  いきました。電池も10本くらい買っていきました。MDがない時代です。

  旅の間中この2枚を聴いていましたので、今でもこのアルバムを聴くと
  泊まったホテルの向かいのカーテンのない高層マンションの人々の様子、
  美味しくなかった料理・・・。記憶がうすぼんやりと蘇ります。

  写真と違って、音楽で蘇る記憶はなぜか洗練され、心に強く残ったことが
  全部ではなく 「断片的」 に浮かんできます。ディティールのない記憶は
  強調または美化されて、また思いだされる日を待っているのでしょうか・・。

  DAVID BOWIE は大好きなアーティストで、私の中で3本の指に入る
  人ですが、中でもこのアルバムは特別な1枚です。

  梅雨のこの時期、思い出の音楽で記憶に浸るのも素敵です。


old photo stand (France)



FASTLANE

「NEW START」

(2005)
no.10  FASTLANE   (店内ボリューム抑え目BGM)
     「NEW START」 (2005)

  初の2000年代でした・・。今年出たばかりの最新作をオススメします。
  今かなりハマって聴いている一枚です。イギリスの若者5人組です。

  新宿のTSUTAYAのポップによれば、
  ロックとパンクの融合!
  ・・・だそうですが、聴いてみるとかなりメロディアス。特にベース。
  曲調やリズムなどは、パンクよりもかなりオルタナ寄りの感じです。

  このグループがUKから出てきたのが意外。
  最近のUKシーンは RADIO HEAD や COLD PLAY など、
  重めでどちらかというと難解な曲調が主流かと思っていましたが、
  こんな爽やかなグループも出てくるのですね。
  ひねり過ぎないタイトル「NEW START」も初々しく◎。将来大化けかも?

  音楽から話がそれますが、難解といえばソ連映画。タルコフスキー監督の
  「ノスタルジア」という映画をご存知でしょうか?現在3戦3敗、必ず眠って
  しまう難攻不落の映画です。最後まで見た方いるのでしょうか・・・。

  音楽も映画も難解なものはどうにもとっつきにくく・・・。このアルバムは
  安心してお試し下さい! SMASHING PUMPKINS や 
  DINOSOUR JR. がお好きな方は、きっと気に入るアルバムですよ♪        


iron small table (France)



SUZANNE VEGA

「SUZANNE VEGA」

(1985)
no.11  SUZANNE VEGA
     「SUZANNE VEGA」 (1985)

  もう20年になるのですね・・・。
  SUZANNNE VEGAのデビュー作です。セカンドで「LUKA」や
  「TOM’S DINER」がヒットしたので、ご存知の方もいらっしゃるのでは?

  ニューヨークの氷の詩人などと呼ばれた彼女ですが、アコースティック
  ギターの音とリリカルな歌詞、「決してビブラートしない」 彼女の歌声は、
  ある種独自の世界です。

  彼女の世界が一番良く表れていると思われるのはやはりこのファースト。
  1曲目の「CRACKING」は、極度に少ない音数と歌声がとってもクール。
  「暗い」と思う方もいらっしゃると思いますが、個人的にはとても好きです。

  20年経った今も懐かしいという感じはなく、多彩な音源に慣れた耳には
  新鮮に聴こえます。静かな音楽を聴きたいなと思った方はぜひお試しを。

  彼女もこのコラムの最初にご紹介したEBTGと同じく、後年いろんな方向へ
  行ってしまいます。同じ世界にいると飽きるのでしょうか・・・。非常に細身で
  コムデギャルソンが大好きだった彼女も、いまは貫禄たっぷりです・・・。

  最近、デフ・レパードのデビュープロモをビデオで見ました。。同じデビュー
  でも対極です。同年代くらいだと思いますので、聴き比べも面白いですよ♪


frog number '5'(unknown)



THEY MIGHT BE GIANTS

「FLOOD」

(1990)
no.12   THEY MIGHT BE GIANTS
      「FLOOD」 (1990)

  久しぶりの更新ですが、「また古い・・・」と云われそうな?90年作品。
  ご存知の方は結構な洋楽好きとお見受けいたします。
  すごくマイナーでもないですが、決してメジャーではないバンドです。

  確か二人組だったような気が致しますが・・・。記憶が定かでなく。
  何となく「職人気質」を感じる、凝った音とリズムです。
  メロディーはとてもPOPでコーラスもキレイなのですが、
  アイリッシュ系の「さわやか」ギターサウンドと違ってクセがあります。

  「TEENAGE FANCLUB」ほどキレイではなく、
  「COLD PLAY」ほどひねっていない、でも耳に残るサウンドは
  一聴の価値がありますよ。お試しいただければ幸いです。

  アメリカのタワーレコードが2度目の倒産となったようですが、
  関係がないとはいえ日本のCDショップも心配です。
  以前は新宿にヴァージンメガストア、渋谷にはWAVEやHMVが
  ありましたがことごとくなくなり(HMVは移転してとても狭くなった)、
  時代の流れを感じます。このCDもひょっとしたら廃盤かも知れません。

  同時代の「POWER OF DREAMS」も好きだったのですが、
  調べてもらったら廃盤! お持ちの方、ぜひお譲りください!
  悪友に貸したまま、行方不明になってしまいました・・・。  


FUKUSUKE (Japan)



POWER OF DREAMS

「IMMIGRANTS,EMIGRANTS
AND ME」

(1990)
no,13   POWER OF DREAMS
      「IMMIGRANTS,EMIGRANTS AND ME」 (1990)

  思い入れのある一枚。もう何百回と聴いたアルバムです。
  当時は若くお金も無かったので、やっと貯めて買ったCDは
  大事に大事に、何度も何度も聴きました。愛着があります。

  no,12であきらめかけたこのCD、時々のぞくDISC UNIONで発見。
  喜び勇んで持ち帰り、以降ここ5日ほどどっぷり浸っております。
  爽やかなギターサウンドとメロディー、主張しすぎないヴォーカル。
  ライブも見に行ったほど好きでした。いま彼等はどこに・・・?

  当時の音楽誌の「持ち上げ」ようは凄かったような気がします。
  ライナーノーツを見ても、「恐るべき子供たち」とベタ褒めでした。
  セールスもそこそこ良かったと記憶しています。

  ところが今、ディスクガイドなるいろんな本を見ても、このグループは
  どこにも載っていません。ROCK系、オルタナ系のどこにも。
  インスパイラルカーペッツやライドは載っているのに何故?
  当時のギターバンドの王道だったはずですよ、編集者さん。

  1ファンとしては廃盤をまずは復活させて欲しいものです。
  お店の福助さんにお願いしております。どうか叶いますように・・・。
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